先日行われた、ローザンヌ国際バレエコンクールの結果が発表されました。
今年も日本人のダンサーが大活躍です。
近年は男性の活躍が特に目覚ましく、今年も3位4位に2名の日本人男性が入賞しました。
コンクールの審査委員長を務めた、英国ロイヤルバレエ団芸術監督のケヴィン・オヘア氏のお言葉が印象的だったので紹介します。
『大きなバレエ団で踊るということには、才能以上のものが必要とされる。知的だが遠慮や気兼ねをすることなく、協力することに熱心であることが重要だと思っている。今していることを楽しんで、好奇心旺盛で新しいことに敏感でオープンなダンサーになって欲しい』
決して難しい踊りを踊れればいいというものではありません。
テクニックや柔軟性ももちろん必要ですが、人間性や知性はバレエダンサーにとってとても大切です。
踊りに出てしまうので、ごまかしが効きません。
表現者でありアスリートであるバレエダンサー、なかなかバランスが難しいですが、豊かな心を大切に育てていきたいと、私は常日頃思っています。
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